リース用語集

転リース
リース物件がさらに第三者にリースされるケースをいう。通常リース契約においては転貸を禁じているが、リース会社が承諾した場合にはその限りではなく、転リースを前提として契約するケースもある。
ファイナンスリース
「フルペイアウト(リース期間を通じて物件価格と諸費用のほぼすべてを回収するすること)」と「中途解約不可」の2つの条件を満たすリースをファイナンスリースという。またオートリースにおいては、メンテナンスリースに対する意味で保守管理サービスを伴わないリースをさす。
オペレーティングリース
ファイナンスリース以外のリースをさす。
メンテナンスリース
保守・管理・修繕などのメンテナンスサービスを行うことが付加されたリースのこと。
動産総合保険
動産を対象に、偶然な事故によって生じた損害が補償される保険。リース物件が故障・破損し使用できなくなれば、ユーザーの責任の有無にかかわらずユーザーに保守・修繕義務が生じるが、多くの場合リース会社で動産総合保険に加入しているため、保険金によりユーザーの負担が填補される。
耐用年数
固定資産を通常の維持管理を行って使用した場合に、その物件が本来もつ機能を発揮できなくなるまでの年数のことをいう。
法定耐用年数
省令で定めた課税所得計算に使用される耐用年数。
統一シール
リース会社に所有権があることを明確にするためリース資産に貼付する、リース会社所有物件であることを記載したシールのこと。
規定損害金
リースは原則中途解約不可(ファイナンスリース)であるため、債務者側の契約違反を理由に契約を解除した場合には、一般的に債務者は一定の損害賠償金を支払う契約となっている。この損害賠償金のことをさす。
マニフェスト
廃棄物管理表のこと。産業廃棄物はマニフェストによる管理が義務づけられている。一般的には6枚複写の伝票であり、これによって廃棄物の排出・収集・運搬・処分の流れを適確に把握できる。
残存価格
リース期間満了時におけるリース物件の価値のこと。
再リース
リース期間満了後、ユーザーが引続き対象資産をリースで使用する場合に再リースといい、リース会社とユーザーは再リース契約を締結する。再リースは1年契約で、1年分のリース料を一括前払いすることが多い。また一般的には当初のリース契約において、申し出がない限り自動更新により再リースとなる旨が謳われている。
フルペイアウト
ユーザーが支払うリース料の総額が、対象となるリース物件の取得価格および金利・税金・保険料等の諸費用のほぼ全額となること。